ニューロフォリア らくがきと掌編「周期」
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らくがきと掌編「周期」

淳ちゃんお誕生日おめでとう!!
淳ちゃん淳ちゃん淳ちゃーん!!
淳ちゃん大好きだ淳ちゃーん!!

ということで、お祝いにならないラクガキと掌編ですよ!!
setujun.jpg
SE TSU BUN こんなかわいい鬼が出たら
豆食べて追い出すとかそんなのできるわけないじゃない。
このあと子達は豆のかわりに鬼の豆を食べるんですよどうせ。

junkuma.jpg
間違いなく、達淳は嵐である。
達淳ンンンンンンンンンンン!!!!嵐!!!!(言いにくい)

imakotaj.jpg
この絵描いた後、割とまじで達淳てなんだって考え込んだ。
達哉さんはペルソナ2が無ければ大人になれなかったんじゃないか、
そう考えたら達哉さん……達哉さん……って
愛しさと切なさと心強さがあふれかえった。

で、達淳について考えてたらできた掌編が
これから先の「周期」なんですが、めっちゃ暗いです。
誕生日のお祝いに出すもんじゃねぇとかいいつつ、
そういや初めての淳誕?で出したのが、
これ以上暗いシャ達JK本だったのを思い出してアーってなる。
アーアアア…アー……(耳の上を手でバタバタやる)
―― あ、そうか。変わったんだ。

今日は特別寒い日で、空気が澄んでいたから、
わざわざ上着を羽織ってベランダに出ていた。

今日は空気が澄んでいるから、星がきれいに見えるだろうね。

そう言ってほほえんでいた淳は、残った仕事を片づけるために、
ずっと机に向かっている。

寂しかったからこうしてベランダに出た訳じゃなくて、
妙な違和感に気持ち悪さを感じたのだ。

今朝のこと、淳のお気に入りの万年筆は解体されていた。
昨日の晩も忙しそうに書類に向かっていたから、インクがきれたのだろう。
ほんの少し金色をした、繊細な彫り物のほどこされたペン先は
水の入ったクリスタルのコップの底に沈んでいる。
水はもやもやと、闇夜の色をしたインクでかすんでいた。
一晩この冷たい水に沈められたこの槍のように尖ったペン先が
コロリと中で転がって、俺をあざ笑ったような気がした。
さてはまだ寝ぼけているのかと、あわてて目をこする。
コップの側に置いてあるインク瓶は、ワインのように
どろりと濃厚で、深くて暗い赤だった。

――インクの色が変わったんだ。

ほぉっと息を吐き出すと、淳の以前使っていた
万年筆の闇色のような空が、ほんのり白んだ。

淳が好きな物は、この暗い空で遙か昔から輝き続ける星。
そして、俺の隣でともに冷たい風に揺れている植物や、
机の上にいつも飾られている、美しい花。
あと、本棚にいくつも並べられている本の中でも、
一番のお気に入りは、今でも星の王子さま。

儚い、美しい、死。

そんなものが淳を形成していると思っていた。
血管が透けるほどに白い肌。
くちびるはうっすら開いて白い歯の向こうに闇をのぞかせる。
いつか見た心の深淵の闇のように黒い髪には月の光。

だけど、淳は美しいけれど決して儚くもなくて、
今もこうして俺のそばでずっと生きていて……。

その時、俺の思考を遮るようにベランダの引き戸が開く音がした。
「達哉、どうしたの?あんまり長い間外にいると、風邪を引いちゃうよ」
「うん、まぁな。知恵熱さましてるんだ」
「……考え……ごと?」
ぱたぱたとスリッパの鳴る音、隣を振り返れば淳の笑顔。
「うん」
淳の万年筆のインクが変わったから。
と言ったら、淳はどんな顔をするだろう。
「……僕の、こと?」
淳の手には、湯気の立ったマグカップが二つ。
片方はほんのり白く、カフェオレで、
俺に差し出してくれたのが、星空を映すブラックだ。
こういう時の淳はなんだか鋭い。
教師をしていて、いろんな子どもたちの顔を見てきたからだろうか。
「なんでかな、事件のこと考えてるときの達哉と違うから、
 そう思ったんだけど、自信過剰かな?」
「な、何が自信過剰だよ……。
 そうだよ。だいたい事件が治まれば淳のこと考えてるよ」
「そ、そう……なんだ……」
自分で質問しといて、思った通りの答えだったろうに、
それでも照れてうつむいた淳の肩を抱き寄せる。
カーディガンの素材の肌触りと、ほんのり伝わる暖かさが心地よい。
淳は中身がこぼれないように、両の手でマグカップを支えた。
「達哉の体、大きくなったよね」
「淳もな、昔に比べりゃ男らしくなったよ」
淳の体が少し強ばった。
「……そ、そっか……体育とか、あるしね……」
「子どもたちと駆け回るんだろう?」
「……う、うん。不思議だよね、昔は鬼ごっこで鬼になったら、
 誰にもタッチできなくて、泣いちゃう子だったのにね、僕」
くすくすと淳が笑う。
「ねぇ、こんな僕、嫌?」
首を傾げてこちらを見る淳の目は、大きく潤んでいて、深淵のように黒い。
「……守りがい、ないでしょ?」
時折現れる、子どもの頃の淳の古傷はまだ、ぽっかり大きく開いている。
淳が使っているあの万年筆は、淳の父さんの遺品だ。
年月を重ねれば重ねるほど、淳はどことなく、
淳の父さんに似てきたような気がする。
それは、教師という同じ道を選んだからだろうか。
「守りがいがなきゃ刑事なんかやってないさ。
 珠閒瑠は淳がいる街だから守るんだ。
 淳の生徒がいる街だから、守ってるんだ」
ポンっと頭の上に手を置いて、ぐりっと一撫で。
淳はいい物を長く使うことが好きだ。
万年筆も、ブックカバーも、靴も、鞄も、スーツも……
そして、あのころからさらに十年以上経った今も、
淳の腕にはあの腕時計が時を刻んでいる。
ライターを取り出して、蓋をならす。
「タバコ吸わないんですか?ってよく聞かれるんだ。
 えらく古いライター持ってるし、外によく出るからだろうな。
 周防さんはヘビースモーカーだって噂されてる。
 昔だったらえらいことになってたな」
淳は困ったように言う。
どうやら、俺がタバコを吸いたくて、こういうことを言っていると思ったようだ。
「……僕、君がタバコ吸うのを止めないって言ったじゃない」
「タバコを吸ってみたことがあったが、あんまりおいしく感じなかったんだよな。
 あの頃は、若すぎたから、かもしれないけど……」
少し悪ぶっていた、あの頃。
「あ、十八のころじゃないよね?」
俺の考えを見抜いたように淳が言う。
「……言うなよ?俺、刑事だぜ?」
「ふふっ!しかも隣にいるの、教師だよ?」
耳をぐいっとひっぱられて、淳の低い声でささやかれる。
「怒っちゃおうか?コラ、周防くんって……」
背筋がゾクっとふるえた。あやうく湯気を立てるマグカップを取り落としそうになった。
「や、やめろよ淳!」
「あははっ!ふふっ」
たまに淳が教師で本当にいいのかと思ってしまう。
十八の頃は、人形のように無機質な儚さと、それに反して、
生々しい感情をむき出しにする姿にゾクゾクしたが、
並んで大人になっていくごとに、あれは少年だったから
備わっていた魅力なのだと知った。

大人になっていくごとに、淳から無機質さは消えていき、
独特の色気を身につけた。
それは……俺とつきあっていたからかもしれないけど
体の線はふっくらとやわらかになり、汗でさえいい匂い……というか。
ほほえみ方も、ぎこちなさが消えた代わり、
目に感情がこもるようになり、そのほほえみは
一筋縄で感情が解けるものではなくなってきた。
それさえも、謎めいて……。
人とのつきあいを覚えて、からかうことさえ……覚えて……。

淳のあごをあげて、口づける。
コーヒーの渋みと、香りが鼻を抜ける。
淳は目を閉じて、合わさる舌を撫でるように動かした。

「……はぁ……くそ……こんな先生だったら俺、
 もんもんして授業に集中できないぞ」
思わず尻をもむ。
「……誰の、せいかな?……誰が、こんな体に……したの?」
淳が体に寄り添うようにして、上目遣いに潤んだ瞳を細め、責めた。
「……こんなになるまで、さんざんもてあそんだの、誰?」
「俺だ」
もう辛抱たまらんと、ぐいっとコーヒーを飲み干し、
空のマグカップを淳に押しつけた。
そして、困ったように眉を寄せ、くすくす笑う淳を持ち上げた。
すっかり、そわそわしてしまい、ガラス戸を上手に開けられずに
手間取っていると、淳が手伝ってくれた。

ベッドに淳をおろす。
マグカップは途中、キッチンでおろした。
あんまりそわそわする俺に、淳は笑いながら言った。
「達哉もまだ、若いじゃない?」
「……淳のおかげでね」
二人で、ワイシャツのボタンをはずしあう。
「でも、いいのか?今日はふつうに二人で過ごすんだって言ってたのに……」
それが、僕にとって一番すてきなプレゼントなんだよ、と
十年以上も淳はそう言ってきた。
淳は、いい物を長く使うことを愛している。
いくつかお気に入りを持っていて、使い回しながら、
一つ一つを愛している。
だから、いざプレゼントするとなると困ることが多い。
十年以上も、記念日ごとに一つ一つ、淳を自分の色に染めていくために
続けてきたプレゼントもすぐにネタがつきてしまった。
ワイシャツをはずす左手の薬指に光る指輪だってそうだ。
「っ……」
「あ、冷たかった?」
さっきまで外に出ていたせいか、俺の首筋を撫でる
淳の指輪がひやりとしていて、思わず声を出してしまった。
「……や、やだ……」
わざと指輪が乳輪に当たるように淳の胸をもみあげる。
「……冷たい?」
「……ほんっと、こういう時の君、変わらない……」
すねるようにそう言いながら、恥ずかしそうに
目線をそらす淳のほほに口づけながら、胸をもむ。
たったそれだけで、淳の性器はむくむくと頭をもたげる。
恥ずかしそうに淳が肩を抱きしめるから、
淳のベルトをはずし、スラックスを脱がしていく。
「し、しわにならないように……」
「ああ、わかってるよ」
昔は着るもの着るもの、ほとんどダメになってしまいそうなほど
むちゃくちゃに交わっていた。
淳の人形のような体を女性用の下着で飾ったり、
白い肌を締め付けて、うっすら赤く染まるさまに欲情したり……。
ああいうのを若気の至り、というのだろう。

キャメルのスラックスを脱がすと、間接照明の
薄暗い部屋にも白く浮かび上がる、細い足が現れる。
どんなに着飾っても、着飾らなくても……。
淳の鎖骨に口づけると、淳がうわずった声を出した。
「ったく、変に高いものばっか着るから、気になるんだぞ」
淳は笑う。
「そ、そうだね!今日は君が休みだし、絶対こうなるってわかってたのに……」
そして、小さな声で言う。
「昔みたいに、かわいい格好は似合わないけど、
 でも、君にはちゃんと飾った僕を見てほしくて……」
昔よりもふっくらした胸を隠し、照れたようにうつむきながら、
そう言う淳の下半身は……大きく主張していて……。
「ああ、いいもの着てろよ、淳の繊細な肌が荒れたら困る」
そっと手で包み込む。
「ふぅ……あ……達哉の手、好きィ!」
淳は自分の体をじっくり見られると興奮すると言ってくれた。
「どうする?今日は最後まで……するか?」
辛抱がきかなくなりそうだが、手で絞り上げるように上下にしごくたび、
自分の胸の小さな突起をいじりながら、小さくあえぐ淳の姿をながめる。
「……して、達哉……僕を……殺して……?」
「……その言い方、やめろって……」
長い前髪から逃れたうるむ左目にくちづけると、
淳は小さく首を横に振る。
淳は、十年以上たった今も死にたがりだ。
エロスとタナトス、エロスとプシュケー。
何回かそんな話を聞いたが、なかなか覚えられたものじゃない。
俺は我慢しきれなくなって、ベルトをはずしてズボンをくつろいだ。
ぼろんと飛び出したそれを、淳がなで上げる。
「……はぁ……熱い……」
ぞくぞくふるえながら淳は言う。
「ジョーカーだった頃の夢を見たんだ……
 僕を助けに来た達哉が、僕のおなかを……
 刀で貫いた、あの日のこと……」
気分のあまりよくない話を続ける淳の脚を開く。
ほんの少し恥ずかしいのか、内ももに力が入っている。
目の前には、淳の性器が勃起して、ぴくぴくとふるえている。

あのとき、淳の中の悪い気持ちは死んだんだ……
あの日から達哉だけが自分を救えると信じている。
淳はいつも、そう言う。
「……インクが変わった日は、いつもその夢の話だ……」

どろりとした、深い赤。

俺の胸の中に、クリスタルのコップの中の水を染める、
あのワインのような深みのある赤がよぎった。
これは、達哉の色だよ、淳はうれしそうに言う。

ほんの少し、淳の勝手な妄想に腹を立てながら
憤ったものを淳のやわらかな菊門に押し当てる。
「っは……きて……きて……」

ジョーカーだった淳を刺したあの日、
そこからすべての感情が始まったのかもしれない。

ねだる淳に誘われるまま、グッと押し入れる。
「んはっ……あぁ……」
奥へ、奥へ、ゆっくりと。
「好き……この……痛みと、気持ちいいのぉ!」
ああ、愛している。淳を愛している。支配したいとさえ思う。
俺のそんな感情が頂点に達するのが、
淳の腹の奥の奥を貫いたときだ。
誰にも見せない表情、本当はびっくりするくらいに淫らなくせに
潔癖そうな顔で人々に接する。
「んはあ……もっと……動いて……あっ!あっ!」
十年以上経っても、何度淳を抱いても、この醜い感情は消えない。
「好き……達哉の……その顔……」
淳の冷たい手が、俺のほほにふれる。
「悩んでる……僕のために……」
「……バカ」
いや、消させてもらえない。
何度も腰を揺り動かし、三十を超えてなお、
からみつくように俺をもとめるその体を激しく抱いた。
「……ああぁっ!きっと、僕、達哉じゃないとダメなんだ……
 達哉じゃなきゃ……こんな……」
淳は涙を流した。
「……君は、僕を……殺した人だから……」

呆然としながら天井を見上げる。
淳が寄り添うように、腕にしがみついて目を閉じて、鼻歌を歌っている。
「……我ながら、バカだと思うよ……」
負の感情を消させてもらえないことに、喜びを覚える自分に。
大人になって刑事になって、たくさんの醜い感情を見届けてきた。
でも、そうやっていろんなものを見るたびに思うのだ。
淳ほどの、純粋な狂気はどこにもないのだと。
やさしい狂気。おだやかな狂気。
「逃げればいいのにって……」
淳は、狂気が訪れる日、そっとサインをくれるのに。
ワインのように赤いインクで。

それでも、そのほほえみが好きなのだ。
もっと見たいと思うのだ。
何度見ても不可解な、そんな淳の狂気のすべてを。

淳が小さく鼻歌を歌っている。
俺もそれに同調した。
ハッピーバースデー。
新しく生まれた淳を祝おう。

END

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大幸妄太郎

Author:大幸妄太郎
ペル2(達淳)・ドリフターズ(とよいち)に
メロメロ多幸症の妄太郎です。女装・SMが好き。
ハッピーエンド主義者。
サークル名:ニューロフォリア
通販ページ:http://www.chalema.com/book/newrophoria/
メール:mohtaro_2ew6phoria★hotmail.co.jp
(★を@にかえてください!)

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